カリタイプ・ワークショップ
Kallitype Workshop by Wynn White
カリタイプは1889年にスコットランドの科学者・写真家のW.W.J.ニコルによって特許取得されたアイアン・シルバープロセスです。
同じようなアイアン・シルバープロセスのバンダイクやアレギュロタイプとカリタイプとの大きな違いは、前者は現像液を使わないプリンティング・アウトプロセス(POP)であるのに対してカリタイプは現像液で処理するデベロッピング・アウトプロセス(DOP)であると言う事です。
いくつかの現像液や調色の処方があり、コントラストやトーンを制御できる点もカリタイプの魅力です。
本ワークショップではWynn White氏が常用しているレシピを使って参加者が印画紙を製作、出来上がった印画紙に各自のネガをプリント、また調色による効果も体験していただきます。
開催日時
7/7(日) 10:30~17:00
定員
5名様(先着順)
参加費
25,000円 ※消費税、薬品代込み
*5/20発売の日本カメラ6月号162ページにカリタイプ・ワークショップの広告が掲載されていますが、プリントミスにより参加費が20,000円となっておりました。ここにお詫びと共に訂正させていただきます。
お持ち頂くもの
ネガ、エプロン、タオル、筆記用具等
(注)密着焼き付けになりますので、4×5~8×10のフィルム(35m/m及びブローニー判はデジタルネガティブ)、デジタルの場合はデジタルネガを出力しますので事前にデータをお送りください。詳しくは参加決定後のメールにてお知らせいたします。
Wynn Whiteプロフィール
Wynn Whiteは30年以上のキャリアを持つアメリカの写真家。 彼はフィールドや暗室で試行錯誤して技術を学んだ。1970年に米海軍と共に日本に就任するときに初のカメラを手に入れ、それ以来写真と日本に深く関わり、現在千葉県在住。 ヴァンダイク以外にも、ソルトプリント、サイアノタイプ、カリタイプ、ゼラチンシルバープロセス、およびアルギロタイプ(※)など、さまざまな歴史的なプリント技術を駆使して作品を制作している。
アメリカと日本で写真展多数。またインターネット上に自身のオルタナティブプロセスの解説(英語版)を発表している。
(※)19世紀のargentotypeをMike Wareが改良した技法
■お申し込み方法
下記のお申し込みフォームよりお申し込みください。