横浜写真・手彩色体験ワークショップ
幕末から明治にかけて横浜は日本第一の開港地となりました。その横浜を訪れた外国人に人気を博したのが「横浜写真」と呼ばれる、日本の風俗や風景が焼き付けられた鶏卵紙に日本画の顔料で彩色された色鮮やかな写真です。今でいう絵葉書のようなものですが、螺鈿細工や蒔絵を表紙に施した豪華なアルバムもあり、当時最新の写真と伝統的な日本画の技術が結びついた工芸品ともいえるでしょう。また江戸期の風物を知る上で貴重な資料ともなっています。
ワークショップでは三木麻里さんによる横浜写真のレクチャーの後、「内田九一」と「ライモンド・スティルフリード」撮影の鶏卵写真を複写して新たに鶏卵紙に焼き付けたものに、顔料を使って彩色していただきます。当時の風物などに想いを馳せながら手彩色をお楽しみください。
また自宅でも彩色できるよう彩色用の絵の具もお持ち帰りいただきます。
開催日時
9月22日(日曜日) 13:00~17:00 定員 10名(先着順)
定員に達しましたので締め切らせていただきます。
参加費
¥5000-
お持ちいただく物
筆記用具、メモ、エプロン(絵の具が衣服に付着する場合があります)
申し込み
下記フォームよりお申し込みください。
講師
三木麻里
日本大学芸術学部写真学科卒業。同大学院博士前期課程映像芸術専攻修了。
株式会社講談社写真部助手、東京国立博物館、国立歴史民俗博物館非常勤職員を経て、文化庁在外研修員として米国、ジョージ・イーストマン・ハウス国際写真博物館(現・ジョージ・イーストマン・ミュージアム)及びロチェスター工科大学画像保存研究所共催のプログラムにて写真保存修復技術を学ぶ。制作の経験を踏まえ、制作・技法・保存・修復等、写真に関する諸テーマに取り組む。
日本大学芸術学部非常勤講師。