2017-06-16

第1回 コダックD-76溶解について

コダックD-76について

 

最近コダックD-76が溶けにくいと感じた方はいらっしゃいますか?

当方も今まで通りやると白濁や薬品が浮いているので、何だか溶けにくいなと感じていました。

溶けにくい原因としては下記が考えられます。

➀処方や製造法の変更

②粒子の細かさの変化

③水の問題

最近製造がアメリカからドイツに変わったので、処方や製造法に変更があったようです。

コダックは一剤なので他社製品よりは細かくすり潰してあるそうです。

その粒子の大きさの変化ははっきりとは分かりませんが、以前よりもサラサラ袋から出てくるような気がしていました。以前は小さな穴ですと、湯気で固まって穴が塞がってしまったように記憶しています。

また、ヨーロッパの水の方が合うのではないかとアドバイスいただき、国内外の6種の水で違いが出るかテストしてみました。

結果としては、どの水も糸のように少しずつ加えゆっくり溶かせば、すべて溶けました。
対策として、パッケージの通りの線でカットするのではなく、2mmくらいのほんの僅かなところでカットして開封する。糸のように少しずつ出してゆっくり溶く。使用する50〜55℃のお湯は、一度煮沸させ空気を抜いてから温度を下げて使用する。
当方では、ボルヴィックが一番溶けやすく調子も良好なのでボルヴィックを使用していきます。

ちなみに、それぞれのテスト結果の印象は、下記になります。あくまで主観ですので、ご了承ください。

いつもやっているから気づきましたが、いつこの様な変化が起こるか分かりませんね。

今後も何か気になることがありましたら報告していきます。
使用フィルム;T-MAX400
現像;D-76 1:1 20℃ 10分

使用スキャナー:EPSPN ES-G11000
※スキャン時に補正等の自動処理は行ないませんでした。

使用水 コントラスト 再現性 粒子 トーン
1 精製水 軟調 シャドー部弱い しっかり なめらか
2 水道水(中央区) 若干コントラスト上昇 普通 普通 普通
3 サントリー天然水 軟調 普通 細かい 普通
4 ボルヴィック 若干コントラスト上昇 普通 細かい 普通
5 エビアン 軟調 良好 細かい 普通
6 コントレックス 若干コントラスト上昇 シャドー部良好 しっかり 普通

レポート;林伸吉

 

 

 

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