2019-02-15

第3回 製本ワークショップへ向けて

3月に予定している「製本ワークショップ」の打ち合わせで、今回講師をしていただく写真家・宮嶋康彦氏のご自宅に銀塩プリンターの金子さんと伺いました。

先ずは細かい道具のお話。宮嶋氏手製の針や道具類などを見せて頂き、一通り何をどこに使うかレクチャーを受けた後、実際の作業を拝見しました。

今回のワークショップでは写真集を作ります。印画紙・インクジェット紙・和紙など土台になる紙はどのような物でも良いとのことでしたので、A4横の銀塩印画紙にプリントした物を持参しました。バライタ印画紙20枚なのでかなり厚くなります。

宮嶋氏特製の縫い針

 

最初の工程は表紙。表紙になる素材を選んで採寸、それを厚紙に貼り付けていきます。

 

全体の厚みに合わせて背表紙も貼り付けます。

 

プレス機でプレスして表紙のできあがり

 

ひげと呼ばれる和紙でプリントを4枚ひと組に束ねます

 

4枚ひと組のプリントを乾燥

 

そしていよいよ糸でプリントを束ねていきます

 

全てのプリントを束ねてプレス

 

全体の形を整えて完成

今回は宮嶋さんに実際に作業していただき時々我々も体験するという駆け足のデモンストレーションでしたが、実際の作業は初心者ですとかなり時間がかかります。また初心者は二週間空けると前の工程を忘れてしまう、と製本界で言われているそうで、今回のワークショップでは毎週日曜日4回に別けて製本工程をじっくりと体験していただきます。

この機会に製本の基礎を学ぶと同時にご自身の写真集を作ってみませんか。

詳しくはこちらをご参照下さい。