ブロムオイルプリント・ワークショップ
ゼラチン・シルバー・プリントは金属銀で画像ができています。ブロムオイルプリントはその銀をインクに置き換えていく技法です。まずフィルムネガから引き 伸ばしたプリントを漂白します。銀の濃度によって水を含むと柔らかい部分と固い部分のゼラチン層ができ、油性インク (油絵具など)を刷毛をつかって叩きつけると水と油の 反発作用によって固い部分のゼラチンにはインクが載り(シャドー部分)、水を多く含んでいる柔らかい部分のゼラチンはインクが載りにくくなります(ハイライト部分)。
日本の写真史を語る上で外すことのできない技法で、ピクトリアリズムの芸術写真家たちは盛んにこの技法で作品を制作していました。
また現代の作家もその独特の風合いから、作品に取り入れています。今回講師をしていただく鈴木ノアさんはブロムオイルプリントの代表的な作家の一人で、数多くのブロムオイル作品を発表しています。
本ワークショップでは1日目に各自のネガより作品を8×10に引伸し、2日目にプリントにインクを載せていきます。
開催日時
9月15日(日)13:00~17:00・9月16日(月・祝)13:00~17:00(2日間)
募集人数;6名(先着順)
ワークショップ料金
¥25,000円(税込み・全2回・印画紙・薬品を含む)
お持ちいただくもの
35m/m~8×10までの現像済みネガ
タオル、筆記用具、エプロン等汚れても良い服装(着替えも可)
申し込み
下記フォームよりお申し込みください。
講師
鈴木ノア
1980年生まれ
10代の頃より写真を撮り始める。
2011年、古典技法であるブロムオイル印画法を学び、制作を開始。現在、ニューヨーク・ゲント等のアートフェアへの参加、個展などの作家活動を行っている。
個展・グループ展多数。