プラチナ・パラジウムプリント ワークショップ
1873年にイギリスのウィリアム・ウイルスによって発明されたプラチナプリントは、150年以上の歴史を持つ印画法です。長い露光域、深みのある調子、科学的に非常に安定しているプラチナやパラジウムで画像を形成する為すばらしい耐久性があります。発明当時に作られた美しいプリントが現在まで非常に良い状態で残されている事から近年再評価されているプロセスです。かつてはマシンコートの印画紙が販売されていた事もありましたが、現在では感光液を自分で調合してハンドコートで印画紙を制作します。
本ワークショップでは、ご自身のネガフィルムあるいはデジタルカメラで撮影したデータを使ってプラチナ・パラジウムプリントを体験していただきます。
開催日
5/18(土) 13:00~17:00 定員4名 (抽選)
(終了時間は前後する場合があります)
〆切り 4/19日
応募は締め切らせていただきました。抽選後参加決定の方には追ってご連絡させていただきます。
ワークショップ料金
¥35,000- +税
8×10洋紙に5×7サイズの画像を2枚プリントします。
お持ちいただく物
筆記用具・エプロン(あるいは汚れても良い服装)
フィルム・デジタルデータについて
デジタルカメラで撮影したデータの場合
- 8×10以下のプリントサイズ,16bit,720dpi,TIFFで保存、写真の調子などはご自身で調節してください。
- カラーデータの場合はモノクロデータに変換してお送りください。
フィルムネガの場合
- フィルムの場合銀塩に適したネガでは最大濃度が足りませんので、スキャンしてデジタルデータに変換してください。スキャンする際に16bit,720dpi,8×10以下のサイズでスキャン・TIFFで保存してください。
- フィルムの最大濃度が2.0~2.2位であればフィルムから直接プリントできます。(4×5以上5×7まで。8×10フィルムの場合は紙のサイズアップと感光液量が変わるので、ご相談ください)
- フィルムスキャンが出来ない場合、1カット/¥1,000-にてスキャン致します。
- フィルム・データに関してご質問等ありましたらこちらへお問い合わせ下さい。
データ送付について
- データは5月11日までにギガファイル便などでお送りください。
■お申し込み方法
下記の「お申し込みフォーム」よりお申し込みください。
講師
猪股良文
東京都出身
日本大学芸術学部卒
在学中より電通写真部アシスタント・個人アシスタントを経てフリー。車・建築写真を主とする。
細江英公ワークショップ、ジャックウェルポット・ジュディードーターワークショップ参加。
2013年よりアマナサルトにてオルタナティブ・プリント制作担当。
2016年10月よりアトリエ・シャテーニュにてオルタナティブプロセス・ワークショップを担当。
大野深美
高校で写真・映像・CG制作等の映像表現全般を学び、35mm~4×5カメラでフィルム撮影を中心に行う。
日本大学芸術学部写真学科へ進学後、同大学院芸術学研究科博士前期課程映像芸術を専攻。
Chlorophyll printと出会い古典技法に興味を持ち、以後、人体や環境に配慮した作品の研究を深める。
在学中からカメラマンアシスタントを経て独立し、APA AWARD広告作品部門にて複数入選。
また国内や韓国で個展やグループ展に多数出展。 現在はアトリエシャテーニュにて古典技法の講師を務め
写真技術の継承も大切にしながら、 新しい表現や技術向上のために研究を行う。
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