ルーメンプリント ワークショップ
Lumen Prints workshop
モノクロ銀塩プリントから派生したこの技法は、一般的にフォトグラムとして位置付けられる表現であり、海外の写真集やWeb記事にはカメラレスプロセスでの扱いで紹介をされています。
ルーメンプリントは印画紙の種類や期限(何十年前の印画紙でも可)、使用する光源等により様々な色を作り出します。変化要因が多く1点物のオリジナル作品を制作しやすい一方、ある程度の規則性も持ち合わせているためエディションも制作できます。
今回のワークショップでは、フォトグラムの制作と応用編としてデジタルネガを使用したプリントを行ないます。
ご自宅でも再現しやすいよう、簡単な露光機や露光枠の制作方法、デジタルネガの制作方法もあわせてお伝えいたします。太陽光でも制作可能なため、これから夏にかけて制作に最適な時期かと思います。
引伸機を使用せず、明室下で作業が出来るため、場所を選ばず続けやすいルーメンプリントを是非ご体験ください。
ルーメンプリントは古い印画紙も使用できますが、今回は現在製品として販売しているものを使用いたします。
プリントは当日お持ち帰りになれます。今後、お子さま向けのワークショップも検討中です。もしご興味ありましたら、その旨、お申し込みフォームよりお知らせください。
応募締め切りました
開催日時:2024年7月27日 (土) 13:00~16:30
募集人数: 4名(抽選)申込多数の場合は別日の開催も予定しております
募集締切: 7/15(月)
ワークショップ料金:22,000円(税込)
・5x8inの紙に2枚フォトグラムでプリント
・8x10inの紙に2枚デジタルネガからプリント
データ送付について
・写真データ2点は7/20までにお送りいただきます
※詳細は参加決定後に、メールにてご連絡いたします
■お申し込み方法
下記の「お申し込みフォーム」よりお申し込みください。
講師
大野深美
高校で写真・映像・CG制作等の映像表現全般を学び、35mm~4×5カメラでフィルム撮影を中心に行う。
日本大学芸術学部写真学科へ進学後、同大学院芸術学研究科博士前期課程映像芸術専攻。
Chlorophyll printと出会い古典技法に興味を持ち、以後、人体や環境に配慮した作品の研究を深める。
カメラマンアシスタントを経て独立し、APA AWARD広告作品部門にて複数入選。
また国内や韓国で個展やグループ展に多数出展。 現在はアトリエシャテーニュにて古典技法の講師を務め
写真技術の継承も大切にしながら、 新しい表現や技術向上のために研究を行う。
その一つとして昨年、日本写真芸術学会誌に「ルーメンプリントにおける色の考察1」 が掲載される。
猪股良文
東京都出身
日本大学芸術学部卒
在学中より電通写真部アシスタント・個人アシスタントを経てフリー。車・建築写真を主とする。
細江英公ワークショップ、ジャックウェルポット・ジュディードーターワークショップ参加。
2013年よりアマナサルトにてオルタナティブ・プリント制作担当。
2016年10月よりアトリエ・シャテーニュにてオルタナティブプロセス・ワークショップを担当。