湿板ワークショップ イン 愛知県春日井市(atget photo studio & aterlier-chataigne)
湿板は1851年にイギリスのフレデリック・スコット・アーチャーが発明した技法で、日本には安政(1854年-1860年)の初めに輸入されたとされています。
ヨウ化物を溶解させたコロジオンを塗布したガラス板を硝酸銀溶液に浸しヨウ化銀の感光膜を作り、湿っているうちに撮影します。
当初ガラスネガティブが一般的で、それを鶏卵紙にプリントし複製が可能になったことから人気を博しました。日本では坂本龍馬の写真が有名。その後アーチャーは失敗した薄いネガを黒いバックにかざすとポジ像が見えることを発見し(アンブロタイプ)、後に黒くペイントしたブリキ板にコロジオンを塗布したティンタイプが特にアメリカの南北戦争を機に(ガラスの様に割れないため)爆発的にヒットしました。
本ワークショップでは5×7インチのアンブロタイプとティンタイプの塗布、撮影、現像を体験していただき、完成品をお持ち帰り頂きます。
基本的に参加者のポートレートを撮影しますが、あまり小さくない物であれば思い出の品や写真などを組み合わせての撮影も可能です。晴天の場合は屋外にセットを組み、雨天の場合はスタジオ内で撮影します。
東京では多くのワークショップが開催されていますが、今回は愛知県春日井市にオープンしたアッジェ・フォトスタジオとのコラボレーション企画。今後、中部・関西方面を中心としたワークショップの開催を予定しています。
湿板写真を自分の手で制作して江戸・明治の雰囲気をお楽しみ下さい。
日時・定員
11月23日(金・祝) 10:30〜17:00 休憩1時間 定員5名(先着順)
11月24日(土) 10:30〜17:00 休憩1時間 定員5名(先着順)
(ワークショップの進み具合によって終了時間が前後する場合がございます)
ワークショップ参加料
15,000円(税込)
お支払い方法
ワークショップ当日現金払い、もしくは下記宛てお振り込み下さい。
お振込先
一般財団法人 戸部記念財団
みずほ銀行 いわき支店 普 No.1315368
お持ちいただく物
*筆記用具・タオル・エプロンあるいは汚れても良い服装(着替え可)
*ポートレートの場合コスプレも可。物撮りの場合はA4-A3位の範囲の物。あまり小さい物は撮影できませんのでご了承下さい。
*昼食は近隣の食堂・コンビニ・スタジオへの持ち込みも可
開催場所
アッジェ・フォトスタジオ
〒487-0026 愛知県春日井市不二町2-2-11
TEL 0568-37-4087
アクセス
*名古屋駅から中央線快速・各停 高蔵寺駅下車
*前もって高蔵寺駅到着時間をお知らせいただければ送迎いたします。
*お車の場合、6台分の無料駐車場があります。
お申し込み
下記フォームよりお申し込み下さい。希望日時を必ずご記入下さい。
講師プロフィール
猪股 良文 日大芸術学部卒 電通写真部アシスタント、個人アシスタントを経て1980年よりフリー 2013年〜アマナサルトでプラチナプリントやサイアノなどのオルタナティブ・プリント制作を担当 2014年 Mark Osterman & France Scully Osterman著Basic Collodion Techniqueの日本語訳をPGIより出版 2016年11月〜アトリエシャテーニュ・オルタナティブスタジオ インストラクター&ディレクター 落合 高仁 東京綜合写真専門学校卒 卒業後フリーとして雑誌・コマーシャルの撮影を手がける。 撮影の傍らプラチナプリント・湿板・プォトグランビュールなど多岐にわたるオルタナティブプロセスによる作品を制作。 2018年 アッジェ・フォトスタジオを春日井市にオープン。