はらたかひろ写真展
はらたかひろ 写真展
「しゃしんかん 春家秋冬 —リトアニア・ブラジル—」
会期:2019年4月28日(日)~ 5月4日(土)
12:00~19:00 (最終日は17:00まで / 会期中無休)
会場:アートギャラリー石
〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル206号
TEL:03-3561-6565
作家コメント
ご家族の姿は四季の移ろいのよう。
初めて「しゃしんかん 春家秋冬」シリーズを日本で発表したのが2007年。あれから、今も変わらず、同じスタイルで撮影を続けています。
春家秋冬という名前は、春夏秋冬の言葉から生まれました。ご家族の姿は四季の移ろいのようだと感じるからです。手に持って頂いたアンティークやモノに、ご家族の過去の思い出やこれからの夢などを託して頂いてもらうスタイルで撮影を続けています。ご家族の移ろいの積み重ね、その移ろいの過程で生まれた感情や思いを、モノに込めて頂き撮らせてもらうことで、出来上がる一枚の写真に大切な時間の厚みも塗り添えられたらと思っています。
約2年間過ごしたリトアニアで知り合えたご家族の皆様にも、手にして頂いたアンティークやモノに、ご家族の思い出やこれからの夢を託して頂きました。リトアニアで撮影した春家秋冬シリーズの家族写真。そして、私が幼少時代を過ごしたブラジルを再び訪れて撮影した風景の写真。これらの二種類の写真を展示します。どちらの写真も、当初発表当時から変わらず、ネガフィルムを「リスプリント」という手法で現像することで目指したかったのは、積み重ねられた時間を一枚一枚の印画紙に焼き付けることです。
はらたかひろ
プロフィール
1975年生まれ、小学生時代をブラジルの港町で過ごす。会社員時代から本格的に写真を独学し始め、写真家 三谷浩氏のもとで写真を学ぶ。2007年より「しゃしんかん春家秋冬」主宰。2011年からオランダ留学、2015年からアフガニスタン、2017年からはリトアニアでの活動を経て、2019年4月より東京を拠点に活動。被写体の人物に、物との繋がりを想起させる手法で様々な世界観を表現する写真家。
個展
2007年12月:「春家秋冬」(ギャラリー「Dazzle」東京/青山)
2009年11月:「UNIVERSE」(アンティークショップ「ethnica」横浜市)
2019年1月:「Photo Studio Four Seasons」(Vytautas Magnus University, Big Hall リトアニア/カウナス市)
2019年3月:「Photo Studio Four Seasons」(リトアニア首相府(Prime Minister’s Office) リトアニア/ビリニュス市)
グループ展
2006年11月:dictionary展(「SEWING GALLERY」大阪府枚方市星丘)
2013年 9月:生命の森展/ピアニスト重松壮一郎記念イベント(「ギャラリー・モンネポルト」長崎県)
2014年 5月:グループ写真展「PRESENT」(ギャラリー「Nadar」東京/南青山)
受賞歴
明治安田生命 マイハピネス・コンテスト2009 入選
出版・雑紙など
「写真生活手帖 実践編―大切な想い出の残し方」林和美 著「PIE BOOKS(ピエ・ブックス)」(2009年8月)「実践カメラマン講座」編にて、サイド光の作例及び作品の写真と文章掲載。
「LOVE LETTERS AT SIXTY -Wife to husband, husband to wife-」(NHK出版2004年)訳者 Richard R. F. Ginies (リチャード・ジニエス氏)紹介写真掲載。
雑誌CREA(2006年8月)、In Red(2007年6月)、ELLE Mariage(2009年6月)、ROSALBA Wedding(2009年6月)にてパトリス・ジュリアンさんユリさん御夫妻の結婚式写真掲載。
企画 一般財団法人 戸部記念財団