2018-08-05

山谷佑介写真展「Drs」

山谷佑介写真展「Drs」

写真表現の枠組みを自在に行き来し制作を続ける山谷佑介による、
写真という装置にまさに体当たりで 挑んだ意欲作。

 

会期:2018年8月26日(日)~ 9月1日(土)
12:00~19:00 (最終日は17:00まで)

会場:アートギャラリー石
〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル206号
TEL:03-3561-6565


作家略歴

山谷佑介
1985年新潟県生まれ。立正大学文学部哲学科卒業後、外苑スタジオに勤務。その後、移住した長崎で出会った東松照明や無名の写真家との交流を通して写真を学ぶ。近年の展示に「Doors」(2018年、ユカ・ツルノ・ギャラリー、東京)、「Into the Light」(2017年、BOOKMARC、東京)、「Lianzhou Foto 2016」(連州、中国)、「KYOTOGRAPHIE」(2015年、無名舎、京都)、「Yusuke Yamatani: Recent Works」
(2015年、アリソン・ブラッドリー・プロジェクツ、ニューヨーク) など。写真集・モノグラフに『ground』(lemon books)、『RAMA LAMA DING DONG』(self published)、『Into the Light』(T&M Projects)など。

HP→http://www.yusukeyamatani.com


この度、アートギャラリー石にて山谷佑介の個展「Drs」を開催いたします。山谷はこれまで、様々なコミュニティに自身を溶け込ませながら撮影したストレートなスナップ写真からキャリアをスタートさせ、デジタルカメラを改造し制作された赤外線写真のシリーズ、ライブハウスやクラブの床に原寸大の床写真を貼り、アルコールや靴底の痕跡が残されたシリーズを発表するなど、様々な方法で写真を試みている写真作家です。

今作「Drs」は、山谷初のセルフポートレート作品として2018年の4月にギャラリー山谷(於・京都)にて発表された「the doors」の中で行われたパフォーマンスから生まれた、身体的な痕跡を記録した写真作品です。「the doors」では、暗闇の会場の中、自身が10代の頃から続けているドラムを使ったパフォーマンスが行われ、パフォーマンスの間に撮影・印刷された写真が空間を埋め尽くしました。パフォーマンスのために山谷は特殊なカメラ装置を考案しており、ドラムを叩くことによってドラムセットにつけられた振動センサーが反応してフラッシュの閃光と共にシャッターが切られ、写真が印刷されるようになっています。パフォーマンスでは、ドラムを激しく叩き続けることで自身をトランス状態へと誘発させ、カメラと観客を前にして意識と無意識が邂逅したセルフポートレートが撮影されることになりました。

「Drs」は 山谷がドラムを叩き続けることで、表面のコーティングが剥げ、膜が薄くなったドラムヘッドをそのまま大判用の引き伸ばし機にセットし、 暗室内で印画紙に焼き付けた作品です。 そこには山谷のパフォーマンスの痕跡(=シャッターの痕跡)ともいえるドラムヘッドの傷の陰影が浮かび上がり、肉体の動きが定着されています。

今回の展示は、フィルム写真文化の発展・継承を目的に暗室レンタル・ワークショップ・ラボ業務などを行う「アトリエ・シャテーニュ」の企画により開催され、会期初日の8月26日(日)には今回の作品を暗室で共に制作したプリンターの林伸吉氏と、日本カメラ編集部の村上仁一氏を迎えたトークイベントが行われ、現代における写真表現の可能性を探ります。


トークイベント開催

「暗室とパソコンとカメラと写真家」
山谷佑介(写真家) × 林伸吉(アトリエ シャテーニュ プリンター) × 村上仁一(日本カメラ編集部)
8月26日(日) 15時-16時

※先着25名様、御予約は承れません。
※予告なく内容が変更となる場合もございます。予めご了承ください。

※お問い合わせはアトリエシャテーニュまで

企画 一般財団法人 戸部記念財団